プロ野球28会の被災地支援活動について
-プロ野球28会の被災地支援活動について-
小会では、2011年3月11日に発生した東日本大震災を契機に、被災地復興のお手伝いをさせていただければとの思いから、同年3月20日に募金サイトを立ち上げ、これまで多くの皆様のご理解、ご協力をいただいております。皆様のご好意に対し、会員一同、改めて御礼申し上げます。
皆さまからお寄せいただきました義援金の使途につきまして、ご説明させていただきます。
当初、小会は皆様よりお預かり致しました義援金を、日本赤十字社など公的な機関に寄付させていただくべく、本サイトをスタートさせました。しかしながら、義援金は被災地に届くまでに多くの時間を要すること、一方で被災地の支援は出来る限り早くなされるべきであることなど、当初の思いと現実のギャップを知るに至りました。
こうしたことを踏まえてさまざまな観点から協議・検討した結果、小会は被災地の少年野球チームに野球用具を送ることで、復興支援の一助とさせていただければとの結論に達しました。
沿岸部を中心とする被災地では、練習場が失われ、野球用具すべてを津波で流されてしまったチームが数多く存在し、さまざまな機関、団体、学校や全国の野球を愛する有志の皆様が、支援活動をされていらっしゃいます。そんななか、被災地の野球指導者や保護者の皆さまから、小会は下記のようなお話を少なからず耳にしました。
「全国からのご支援は本当にありがたく、心から感謝しています。グローブ、バット、ボールなどはかなりの数が集まりました。ただ、チームにとって本当に必要なモノ、それを具体的にリクエストして送って下さいとはとても言えません」
小会ではそうした声にお応えすべく、「被災地のチームが必要とする野球用具を確実にお届けする」という方針のもと、個別にチームのご要望をお聞きし、野球用具メーカー様のご理解、ご協力をいただきながら、可能な限り対応させていただいております。その結果、一人でも多くの子供たちが、野球によって元気になることを心から祈っています。
被災地の復旧・復興はまだまだ続きます。厳しい環境の中で、一生懸命野球を続けている子供たちを、プロ野球28会は微力ながらこれからも支えていきたいと思っております。引き続き、皆様のご理解、ご協力を、よろしくお願い申し上げます。
プロ野球28会一同